ディスプレイ広告を長く運用していると、やがてコンバージョン数が伸び悩む時期と遭遇する事になるでしょう。
よりコンバージョンを伸ばす為に、新規顧客へリーチしたい。
そんな時、類似マーケティングが助けになるかもしれません。
新規見込み客への有効なアプローチ
YDN,GDNでは類似ユーザー、Facebookでは類似ターゲティングという名前で採用されています。
それぞれのプラットフォームのデータに基づき、既存のリターゲティングリストと近い行動様式を持つユーザーのリストを作成する事が出来ます。
例えばGDNでは、特定のリターゲティングリストの傾向と近い検索行動を持つ者を、類似ユーザーとしてリストにする事が可能です
通常より見込みが高い顧客へとアプローチ出来るのです。
実行前に確認すべき3項目のチェックリスト
類似ターゲティングで高い効果を出す為には、正しい利用方を知っておかなければなりません。
実行する前にチェックしておくべき3項目を紹介しましょう。
1.元となるリストの質
元のリターゲティングリストは、見込みが高い顧客でしょうか?
類似ターゲティングは、囲むユーザー層を”広げる”施策の為、元のリストより低いCPAで回収できる可能性は低いです。
思うような成果が出ない場合、元となるリストを小さくしてみるのは一つの良い施策でしょう。
例えば、”自社サイトにアクセスした全ての人”をリストとして使っている場合、”カートへ進んだ人”、もしくは”コンバージョンした人”だけをリストに登録すれば、
より高い費用対効果が見込めます。
2.リストの量
元となるリターゲティングリストの量には下限があります。
前項では質の高いリストを使うべきという話をしましたが、あまりに絞りすぎ、ターゲットが少なすぎても類似ターゲティングリストを作る事が出来ないことがあります。
例えば、YDN,GDN,Facebookにおいては、元となるリストに下記の条件があります。
チェックしておきましょう。
YDN:
元リターゲティングリストに過去28日間に登録されたユーザー数が100以上
GDN:
元リターゲティングリストのユーザー数が500以上
Facebook:
元リターゲティングリストのユーザー数が最低 10から作成可能だが、
Facebook社は1000以上であることを推奨している
3.自サイト訪問者の除外
忘れてはならないのが類似ユーザーリストからの自社訪問者除外です。
例えば、”コンバージョンをしたユーザー”を元に類似ターゲティングリストを作成した場合、そこには”自社を訪問したユーザー”も含まれてしまいます。(あなたは既にリターゲティングを実行しているでしょう)。
また、YDNでは、元となるリストも類似ユーザーとして定義されています。
リターゲティングキャンペーンと競合しない為に、リストの組み合わせを駆使し、類似ユーザーリストから基のリターゲティングユーザーを除外しておきましょう。
まとめ
類似ターゲティングは新規見込み客へのアプローチが可能です。
ポテンシャルを引き出す為にも、正しい設定を心がけましょう。
ネットワイズでは、広告運用に関するご依頼も承っております。
お困りの事がありましたら、是非ご相談下さい。