iPhone発売以来、私達の身の回りにスマートフォンが急速に普及してきました。
それに伴い、スマートフォンのECサイト市場も拡大しています。
そこで今回はモバイルコマースについて見て行きましょう。
日本市場にモバイルコマースが浸透中
昨年、Criteoがモバイルコマースにおける興味深いレポートを発表しました。
そのレポート「State of Mobile Commerce Q4 2014」によると、下記のようなことが分かってきました。
- カスタマーはモバイルデバイスで、商品を探しているだけでなく購入している。
- モバイルデバイスの売上で、スマートフォンはタブレットを追い抜いた。
- モバイルからの平均注文価格(金額)がデスクトップのレベルに達している、またモバイルのコンバージョン率もデスクトップに追いついている。
- 上位4分の1の小売業者は売上の約40%をモバイルから得ている
スマホでネットショッピングは当たり前の時代に
注目すべき点は日本のオンラインショッピングでのモバイル使用率の数字が49%と、世界の他国に比べて高いことです。
筆者はスマートフォンでのオンラインショッピングをあまりしないため、これだけユーザーがスマートフォンでオンラインショッピングしている事に少し驚きを感じました。
出典:Criteo
端末ごとに見てみると、日本は44%がスマートフォンを、5%がタブレットを使用しているとの事です。
出典:Criteo
スマホ派の中心は10~30代
さらに、世代別の利用率を見ると10~30代の利用率が高く、若年層が中心に増加している状況が伺えます。
出典:総務省
スマートフォン対応状況
では実際にスマートフォンで快適にオンラインショッピングができる最適化されたサイトはどれ位あるのでしょうか。
2013年の情報になりますが、ECサイトの約4割はまだ対応できていないという現状です。
出典:Atlas21
これから
これらを踏まえると、ECサイトを運営している企業にとってモバイルコマースの重要性が、これからさらに高まっていく事は確実でしょう。
スマートフォン最適化の一つに、レスポンシブWebデザインというものがあります。
これはブラウザの横幅を判断基準として、CSS(スタイルシート)を切り替える方法です。
メンテナンス作業の効率化が図れる事、SEO(検索エンジン最適化)として有効なメリットがあり、スマートフォン最適化として主に行われています。
netwiseでは、ウェブサイトのモバイルコマース最適化に関するご相談を承っています。何かございましたら、お気軽にお問い合わせください。